専門性を発揮

Education & Career up

専門看護師

慢性疾患
看護
慢性疾患看護
専門看護師
外来 2019年入職
Message

患者さんの意思を尊重し、自分らしく生活できるようにサポートしたい。

高齢化と疾病構造の変化により、慢性疾患を持つ人々は増加しています。急性期として入院加療を行う人も慢性疾患の急性増悪であることも多く、日常生活での自己管理は大切です。そこで主疾患に加え、その背景まで全人的にみてサポートできる看護師になりたいと思い、この資格を取得しました。

私のサブスペシャリティは糖尿病で、慢性疾患をもつ患者の病気に対する思いや生活状況を聴き、自分らしく生活できるように、療養支援を行っています。療養に必要なケアが適切に行われるように、医師、薬剤師、栄養士等の多職種との協働し、多職種間の調整を行っています。また教育委員会、専門認定看護師連絡会議の一員として、糖尿病看護や慢性疾患をもつ患者への看護に関する研修を行い、スタッフ教育への支援を行っています。当院は中途採用の看護師も多いため、40代以上の看護師も多く活躍しています。本院と連携・協働し、新卒だけでなく、中途採用看護師も含めた全てのスタッフへの教育システムづくりに携わり、私自身もスキルアップしつつ現場のケアの向上をはかっていきたいと思っています。また、治療の調整や変更、生活の場の選択などの患者と家族の意思決定支援に重点をおき取り組みたいと考えています。

認定看護師

緩和ケア
緩和ケア認定看護師 3階北病棟 2003年入職
Message

患者さんと家族の苦痛を緩和し、笑顔で過ごせる時間を増やしたい。

自部署で対象の患者さんへの看護ケアを日々実践していくとともに、他部署でも毎週活動日を頂き、面談や IC の同席を行っています。他にも、看護スタッフからの緩和ケアに関する相談、多職種で行う悪性疾患患者さんのカンファレンスへの参加、さらに緩和ケアに関する研修を定期的に開催する教育活動なども積極的に行っています。

もともと私が認定看護師取得を目指したのは、新人の頃に、痛みと恐怖に苦しむがん患者さんに対して、その苦痛を和らげることができない自分に強い無力感を感じた経験からです。自分が学ぶことで患者さんの苦痛の緩和と、自分自身の無力感の解消にもつながるのではないかと考えました。苦痛は完全に解消されることは難しく、だからこそ少しでも多くの苦痛を解消し、笑顔で過ごせる時間を増やしていただきたいです。私はこれからも緩和ケアを必要とする患者さんと家族の苦痛の緩和を目指し続けます。そして、緩和ケアに関わる看護師の心理的負担の軽減にも役立っていきたいと思います。

乳がん
乳がん看護認定看護師 2階病棟 2015年入職
Message

多職種と連携して、幅広い支援で患者さんを支えたい。

乳がん看護は集学的治療に伴う看護以外にも、検診や遺伝カウンセリング、セクシュアリティへのケアや家族へのケアなど支援内容が幅広く、かつ専門性が高い領域です。認定看護師は、病棟で集学的治療を受ける乳がん患者さんやご家族に対し、専門的知識に基づいた個別性のある看護を提供しています。また、病棟全体の看護の質の向上を目指して、スタッフへの相談や指導なども行います。具体例としては、手術前後の時期に不安を軽減する看護ケアを提供し、その関わりを通じて得られた患者さんの情報を、リハビリスタッフや外来看護師と共有し、継続看護に役立てたりします。

病態生理学や乳がん治療の専門科目を学んだことで、医学的な知識が増え、フィジカルアセスメントや臨床推論の思考が深まりました。さらに乳がん患者さんの思考過程を学んだことで、告知後の心理状態や体の変化の受容段階を判断し、段階に応じた関わりを行えるようになりました。今後はもっとセルフケア支援を強化して根拠に基づいた看護を提供できるようになりたいと考えています。組織横断的に活動し、多職種で連携しながら患者さんや家族の支援を行うことが目標です。

院内
認定看護師

褥瘡
院内認定看護師 2階病棟 2012年入職
Message

全看護師とともに、皮膚トラブルの改善や予防に取り組んでいく。

化学療法や放射線治療、手術などにより皮膚が脆弱化し皮膚トラブルを起こす方は、高齢者の患者さんに多いです。院内認定看護師として、病棟で褥瘡や皮膚裂傷、医療関連器による創傷、失禁関連の皮膚トラブルなどについて相談を受け、適切なケアの方法を検討し、病棟の看護師と一緒に実践しています。また、褥瘡をはじめとする創傷治癒のため、医師や管理栄養士などとも相談しながら一人ひとりに合った治療計画を検討します。他に、看護師の知識やスキルが向上できるよう病院内の研修なども行っています。

皮膚トラブルの要因は様々ですが、看護師の適切なケアにより皮膚トラブルを予防することができ、苦痛も軽減することができると感じています。患者さんにとって一番身近にいる看護師として、ケアを検討し実践する事で改善や予防に貢献できることは大きなやりがいです。今後も最新の知識やケアについて学び、スキルを磨き、これからも全看護師とともに実践していきたいと思います。