About Nursing department
がん治療とQOLの向上を目指した、消化器や乳腺外科、婦人科疾患の患者さんの手術療法、化学療法、放射線療法などを行っている40床の病棟です。主な疾患は、食道がん、胃がん、乳がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がん、胆のうがん、胆石症、ヘルニア、子宮頸がん、子宮体癌、卵巣がん、子宮筋腫、卵巣嚢腫などです。患者さんは、高齢で難治がんの罹患率も高く、周術期だけでなく、ターミナル期も患者・家族の意向に沿えるように入退院支援を多職種チームで行っています。
手術を受ける超高齢の患者が多いため、認知症・認知障害、術後にせん妄のある患者に対して早期離床で術後合併症の予防や術後の療養環境を整えることでADLの回復に力をいれています。婦人科疾患、乳腺疾患の患者さんには、女性のライフサイクルに配慮した支援を心掛けています。特定の化学療法による有害事象の四肢末梢のしびれ感の軽減のために、四肢末梢の冷却法を行っています。
脊椎外科疾患を専門に、個々の患者さんに合わせて、疼痛管理や術後合併症の予防、薬物療法、在宅復帰に向けたリハビリテーションなどを行っている40床の病棟です。
脊椎疾患、椎間板ヘルニア、頚椎症、脊椎変形、脊椎靭帯骨化症などの疾患に対して、内視鏡手術や顕微鏡手術、圧迫骨折の安静治療抵抗例には椎体形成術や形成固定術など、低侵襲手術や最新手術が行われています。
術前は検査介助や不安の軽減を行い、術後は疼痛管理や合併症予防を行い早期の社会復帰に繋げられるように多職種と連携して看護を行っています。
40床のうち11床の共通病床を管理しているため、整形外科だけでなく内科・外科・婦人科・放射線科の入院受け入れも行っており、専門病棟と連携して各疾患の知識も深め幅広い看護を行っています。
免疫疾患や膠原病、悪性腫瘍の化学療法、感染管理や、循環器疾患の内服治療、消化器内科の上下部内視鏡検査やポリープ切除などの患者さんを中心に看ています。また外科の検査入院、化学療法、放射線治療の患者さんも看ており、多診療科にわたり看護を行う病棟で40床(内科34床、外科4床、放射線科2床)あります。自己免疫疾患や関節リウマチなどの疾患に対する薬物療法や療養介助、社会復帰に向けた生活指導を行っています。高齢者、慢性の経過を呈する場合が多いので、在宅療養に向けた地域医療機関や各種施設などとの連携が重要であり、患者さんやご家族の希望に沿った退院調整に取り組んでいます。
自己免疫疾患や化学療法など、易感染状態の患者さんが多いため、感染予防を徹底して行っています。転倒転落防止や内服薬管理など、社会復帰に向け、患者さんやご家族とともに療養環境を整備できるように多職種、他施設とのケアカンファレンスを行い支援をしています。
内科(リウマチ感染症・腫瘍・循環器・消化器)・外科・整形外科・婦人科・放射線科の各外来診察室と、採血室、外来化学療法室、放射線治療室、放射線検査部門、内視鏡室において診察・治療および検査を行っています。がんの患者さんの外来通院による化学療法や放射線治療が行われています。
歩行器や車いすを利用しやすいようスペースを確保しており、待合室には高さの違う2種類の椅子を設置しています。別府湾一望のレストラン九大テラスもあります。
原則予約制で行われている検査や処置などが、安全に円滑に行われるよう支援し、患者さんの不安の軽減のために各部門との調整を行っています。
在宅療養を出来るだけ継続できるように、外来での療養指導に積極的に関わり、地域医療連携室や地域の訪問看護師などと連携し継続看護を行っています。
日本糖尿病療養指導士の資格を有する看護師による療養指導を行っています。
手術室にはバイオクリールームが2室、一般手術室が1室あり、整形外科(主に脊椎・脊髄)、消化器外科、乳腺外科、婦人科の手術を実施しています。患者さんに安全で室の高い医療・看護を提供するために、医師・看護師が中心となって、放射線技師・臨床工学技師・薬剤師などの多職種と連携し手術を実施しています。中央材料室では、病院内で使用される器材を回収し、洗浄・滅菌して、各部署へ提供しています。また病棟を巡回し、滅菌物の保管状況の確認等も実施しています。
手術に対する不安軽減や安全を守るために、手術前に病室へ訪問して情報収集や手術室での流れ、看護について説明をしています。手術中は褥瘡・神経障害、静脈血栓塞栓症などの合併症を予防し、円滑に手術が進むように援助しています。手術後は、術後の経過と手術中の看護の評価のために病室を訪問しています。