病院紹介 About us

ご挨拶

このたび令和5年4月より九州大学病院別府病院 病院長を拝命いたしました三森功士(みもりこおし)でございます。何卒よろしくお願い申し上げます。
弊院は昭和6年より九州帝国大学温泉治療学研究所の診療科として発足して以来、九州大学生体防御医学研究所附属研究所、九州大学先進医療センターを経て、平成23年に現在の九州大学病院別府病院として再出発いたしました。
最新の知識/技術/機器を擁する九州大学本院のクオリティを別府市にて展開する、難治性疾患に立ち向かう最後の砦としての大学病院の役割を自負してまいりました。その一方で、開院以来ずっと地域の先生方にお支えいただいて成り立っている医療機関でございます。先生方のお困りの折にこそお役に立てる病院でありたいと考えていますので、引き続き、変わらぬご愛顧とご指導ご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、昨年度大変嬉しいニュースがございました。当院は最後の改築から半世紀が経過し、近年目に見える形で老朽化が進んでまいりましたが、このたび新病院の建設を含めて別府地区九州大学病院の再開発が実現する運びとなりました。これもひとえに当院をお支えいただいた別府市を中心とした大分県全域の皆さまそして先生方のお蔭であり、この場をお借りして厚く御礼を申しあげます。
この九大別府病院再開発はわれわれ全ての職員の歴史的な悲願でありますが、サッカーW杯や野球WBCの日本代表が教えてくれた様に、夢に向かって全員がひとつに纏まることで大願は成就できるものだと思います。前病院長の堀内孝雄先生(現福岡市民病院院長)の音頭の下、われわれ職員も全員が一丸となって、診療実績の向上に取り組むなどして夢の実現に漕ぎ着くことができました。令和5年4月現在、来年3月の開院にむけての工事も進み、様々な準備に鋭意取り組んでおりますが、夢を完全に実現するためには今日までに醸成された期待と希望の空気を大切にしながら、最後の釘を1本打つまで、心は熱く慎重かつ丁寧に取り組んでまいりたいと存じます。
このように、今年度は特に大変重要な一年となりますが、4月より内科(リウマチ膠原病内科、循環器、内分泌・糖尿病、血液、骨粗鬆症、老年病)、外科(肝胆膵疾患、消化管疾患、乳腺疾患)、整形外科、放射線科(画像診断、放射線治療)、麻酔科の5科で診療を行ってまいります。さらに来年4月の婦人科の開設にむけても鋭意準備を進めてまいりたいと存じます。
いずれの診療科におきましても難治性あるいはQOLの著明な低下が問題となる疾患を治療対象としています。この様な苦しみをもつ患者さん・ご家族に寄り添い、少しでも笑顔を取り戻すことができるように誠心誠意一生懸命頑張りたいと思います。「もし自分あるいは自分の家族が病気になったら、かかりたい病院」を合い言葉に職員一同、一丸となって頑張りますので、みなさまにおかれましては、厳しく見守りいただきながら、どうか温かいご指導ご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申しあげます。

令和5年吉日